分身、片想い、時生、秘密――東野圭吾

「容疑者 X の献身」が面白かったのでガリレオシリーズを続けてみたけど、今一つ。ちょうど東野圭吾を読んでいる友人も書いていたけど、短編はなんだかちょっとあっさりめで、つまらなくはないけどすごく面白いわけでもない、という微妙な感じ。

東野圭吾打ち止めか、と思っていたら、いきつけの美容師さんが、東野圭吾は他のガリレオよりも、ガリレオ以外の長編の方が面白いよ、と言う。ガリレオで話題になったけれど、探してみると他にも TV や映画になっている原作もたくさんあるらしい。彼女のお勧めと合わせて、検索してみて面白そうな長編を四冊購入。

どれも面白かった。個人的には「容疑者 X の献身」には及ばないものの、かなり面白い。描写が深い。物語の中に入り込める。感情が揺り動かされる。

移動は、自転車かバイクか電車か、気分と天気と積んである本によって決めるんだけど、全部読みきるまで電車移動ばっかりになってしまうような本でした。