投稿者 koji | 2010年8月1日

YAMAHA RX-V767 + YID-W10

VIERA 65 の購入に合わせて、家の AV システムを一新することにしました。もう十年ほど前のアナログシステムだったので。

AV センターとして YAMAHA RX-V767 という新製品を予約購入。

  • このクラスとして唯一の HDMI 出力×2 構成ができる。リビングとダイニングに出力したかったので。
  • 3D、ARC など HDMI 1.4a の全機能に対応。
  • 音響特性計測・最適化対応。
  • iPod ワイヤレスシステム YID-W10 対応。

iPod ワイヤレスシステムは、想定と少し違いました。「選曲などの操作はもちろん、電源のON/OFF、音量調整もiPodやiPhoneから行なうことができ、まるでリモコンのように快適な操作感が楽しめます」という宣伝文句から、アンプのリモコンアプリがあるのかと思ったら、どうもそうではないようです。「iPod からの音楽再生時に、電源や音量を調整できる」という意味で、アンプの全部の操作を iPod から行えるものではありませんでした。Pioneer がそういうアンプを出している記事を以前に見たので、同じ種類のものと誤解しましたが、元の文面を読み返すと、う~ん、どちらとも取れる微妙な文面ですね。残念。

以前から AirMac ExpressAirTunes 機能で PC の iTunes からアンプ出力していて、Remote アプリでその iTunes を操作することはできていたので、ちょっとメリットが小さい。

まあ、でも、他の機能には満足しているし、音もぐっと良くなりました。入出力もたくさんあるし、オンスクリーンメニューも使いやすい。エントリークラスのアンプとしては、よい機種選択だと思います。

投稿者 koji | 2010年7月26日

VIERA と BRAVIA

VIERA 65 を買いました。プロジェクターがだいぶ老朽化してきて、去年あたりから大きい TV が欲しいな、と思っていて、3D がもうすぐ、という状態だったのと、待っていたらもっと大きいのが出るのでは、という期待から様子見。今年の頭に個人的な目標ができたので、それを達成したら購入、と思っていたら、思っていたよりも難航して、ここまで引っ張ってしまいましたが、先日ようやく達成できたので、購入。

最後まで迷ったのが、VIERA と BRAVIA。

  • BRAVIA が出たら、「VIERA は暗い」という話が増えてきた。確かに比べると暗いけど、店の照明は明るいので、家で見ていれば気にならないと判断した。
  • SONY のモーションフローのデモを見ると、BRAVIA の方が動きをきれいに表現するように見える。特に横にカメラをパンした時の綺麗さは素晴らしい。ちょっと感動するくらい。でも、そもそも BRAVIA でないと違和感が出るような映像を制作者が撮るはずがない。
  • たった 5 インチだけど、VIERA の方が大きい。ほんとは 80 インチくらいが欲しいけど、民生では出なさそうなのでこれにする、という思考だから、5 インチでも大きい方がいい。
  • 首を傾けた時、BRAVIA の 3D の方が早く破たんする。まっすぐ見るのが正道、というのは分かっているが、ある程度の姿勢変化がつきものとすると、破たんしにくい方が見ていて疲れないと思う。
  • DLNA の DMR に対応しているのは SONY だけ、と言うのは結構気になった。これは仕方がない。断念。どうしても欲しいなら、DMR になるプレイヤーを買ってつなげればいいや、ということにした。X-Box でできるかと思ったけど、DMR は未対応の模様。PS3 もだめ。
  • メニューの使い勝手は SONY の方が好み。これも仕方がない。番組表は、VIERA の方が表示が速い。左に出てくる広告がうざいし、フォントが悪いのか読みにくいけど。どうしても気になったら、PS3 + torne にしちゃえばいいや、と断念。

というわけで、今日到着して試写会。とてもよいです。大画面好き、映画好きは、やっぱり VIERA。でもパナの TV は初めてなので、慣れない。リモコンのボタンにチャンネルを割り当てるのもまだできない始末。慣れるしかない。

アンプも HDMI 未対応の古いものだったので、こちらも買い替えることに。YAMAHA の RX-V767

これはまだ発売されていないので、とりあえず予約。金曜日に来るそうなので、そしたら大掃除だ!

投稿者 koji | 2010年6月26日

3D Viera v.s. Bravia

3D Bravia が店頭に並ぶようになったので、Viera と比較しやすくなりました。で。

う~ん。差を見つけるのが難しい。コンテンツにもよるんだろうな。いろんなコンテンツを見分けないと分からないかも。

  • Viera の方が暗い気がするけど、映画なら黒が映えるかも?
  • ファームウェアは SONY の方が上。UI の使いやすさや速さもだけど、DLNA の DMR に対応しているのは SONY だけ。
  • Viera は 65 まであるけど、Bravia は 60 まで。

検索してもまだあまりきちんと比較している記事はないみたい。SONY の方が少し後発だからか、マーケティングがうまいのか、Bravia の方が良い、と言っている記事が目立つ。

ファームウェアの優秀さを取るか、5 インチの差を取るか、という選択? 悩ましい。

投稿者 koji | 2009年11月2日

TOSHIBA HDD/DVD レコーダー VARDIA RD-S1004K

最初に買った SONY の HDD レコーダーであまりいい思いをしなかったので Windows Media Center で TV 録画してきたけれど、PC で地デジはいろいろ面倒だし、レコーダーもこなれてきたろう、と思ってレコーダーを購入。マニアには有名な東芝の VARDIA。

Web サーバーを搭載していて PC から操作できる、とか、DLNA 対応とか、USB ハードディスクを外付けできる、とか、マニアックな機能が満載。Blue Ray 対応は次の機種からだと思うけど、そのおかげか、1TB+W録画機としては破格の値段。Blue Ray になるだけで SONY や Panasonic の同等機種は軒並み 10 万円以上になってしまう。どうせ焼かないんだから、別で PS3 でもプレイヤーでも買えばいいや、という向きにはお勧めできる。

で、設置。少し使ってみて。

機能は◎。期待通り。でも使い勝手が×。かなりひどい。録画中の番組を見ようとしたら、「録画中の番組は再生できません。タイムスリップボタンを押してください」と出る。タイムスリップボタンなら再生できるけど、再生ボタンでは再生できない。リモコンのボタンの割り当てもひどいし、画面表示も遅い。メニューの構成も意味不明。番組表ももっと広く表示エリアをとってほしかった。

東芝は企画よりも技術者優位の会社。だからとんがった機能が乗る代わりに、こういう部分が弱い。企画が強すぎると、「見せ」がいいかわりに、とんがるのが難しくなる。そのバランスが難しい。

それを理解して買うなら、とてもお買い得でいい機種。これで録画も高画質になるのが楽しみ。

投稿者 koji | 2009年10月11日

iPhone + Motorola S305

バイク用の Bluetooth ヘッドセットが調子よいので、チャリにも、と物色。これを買いました。

iPhone とはすんなりつながりました。A2DP でつながらなかった、というのは経験ないので、割と相性問題が少ないのかも。

でもリモートコントロール側の AVRCP はダメ。iPhone OS 3.0 が悪いのか、AVRCP には相性問題が付きまとうのか、看板通りに動いた試しがない。バイク用の COOLROBO では一時停止しかできないけれど、それがそもそも動かない。Motorola S305 では一時停止は動くものの、曲送り、曲戻し、早送り、巻き戻しが全滅。ちょっと残念だけど、それでもコードフリーで音楽が聞けて、電話がかかってきたら話せるのは便利。

そうそう、バイク用の COOLROBO はこの間高速を 100km/h 程度での走行中にかかってきたので出てみました。相手の声は全く聞こえなかったけど、こちらの声は普通に聞こえたそうで、思っていたよりも実用度が高い。今度かかってきたら、聞こえるところまで速度を落としてみよう。

投稿者 koji | 2009年10月8日

天使の卵――村山由佳

村山由佳は友人に勧められて読み始めて、結構好きなのにまだ読んでいなかったので。「小説すばる」新人賞を受賞。小西真奈美、市原隼人、沢尻エリカで映画化されている。

19歳の予備校生と、8歳年上の精神科医の恋の話。読み終わると、優しく、柔らかく、切ない気持ちで満たされる。こういう本はかなり好きだったりする。今度 DVD も借りてみよう。

天使の梯子」はその10年後を描く続編。「天使の卵」がよかったので、続けて読んでみた。雲間からさす光のことを「天使の梯子」と言うらしい。こちらもよい。「天使の卵」をよいと思った人にはお勧め。

投稿者 koji | 2009年9月30日

Intel SSD X25M-80G2

システムディスクに使っていた 10,000rpm の SATA ドライブ WD Raptor が壊れたので買いに行ったら、Raptor が 17,000 円。Intel SSD X25M-80 が 25,780 円。システムは 60GB くらいあれば足りるので、こちらにしてみました。

DELL Precision T3500 の ICH10R で RAID を組んでいたので、とりあえず一つだけ買って、X25M-80 と Raptor のミラーリング。ちょっと変則的で、速度的にどう出るか怪しいと言えば怪しいけど、バッファローの SSD SHD-NSUM64G を二つ買ったら書き込みがめちゃくちゃ遅い上にプチフリの嵐で使い物にならずお蔵入り、という過去があるので、とりあえず一つだけ。

結果。

プロセッサ 7.4
メモリ (RAM) 7.5
グラフィックス 6.4
ゲーム用グラフィックス 6.4
プライマリ ハードディスク 7.1

Windows 7 の Windows Experience Index が 6.0 から 7.1 になりました。体感でも早い。やはり安物買いの銭失い。最初からこちらを買えばよかった。

投稿者 koji | 2009年7月20日

マサイの夫――コリンヌ ホフマン

私の夫はマサイ戦士で参照されていたので購入。マサイの戦士に一目惚れして、スイスからマサイ族に嫁入りし、懸命に生きる女性の話。

その懸命さと、自分の信念を貫く努力はすごい。しかし彼女の懸命さとは裏腹に、彼は徐々に狂気とも言えるような嫉妬深さを持つようになり、彼女はスイスに戻ってしまう。

本書中では、その嫉妬深さがどこから来るのかは描かれていない。でもそれは、彼女が自分のスタイルを貫き、セックスの楽しさを教え、店やディスコを開くことを教え、そういったことが招いてしまったことなのではないかと思う。永松真紀もその著書で「男女関係の西洋化はジェラシーの西洋化に繋がる」と書く。彼を急激に西洋化してしまったことで、彼の中のバランスが狂ってしまったのではないか。

ほどほどに分け合って生きようとする者の目の前に、勝者になれば際限なく所有することができる資本主義が持ち込まれると、その誘惑に抵抗することはとても難しい。そこには輝くような生活が待っており、失うものなど何もないような気がする。そこに入ってみて初めて、何を失ったのかが分かるのだが、戻ることはできない。マサイの人たちが入って来るのを止めることもできないのだろう。

懐古主義に浸っても仕方がなく、今の人口数ではほどほどに分け合うことも難しいのだとしたら、新しい形の、もっと幸せになれる資本主義がいるのかもしれない。

その答えは分からないけれど、日本の識者の中では内田樹氏が一番答に近い気がする。彼の著作をまた読みたくなった。

投稿者 koji | 2009年7月12日

フリーライン スケート

近くの公園に散歩に行ったら、不思議なスケートに乗っている人を発見。聞いてみると、フリーライン スケートと言うそうな。

足を乗せて滑るだけ。降りたら止まる、という、ローラースケートとスケボーを合わせたようなもの。公式サイトYouTube にたくさん動画があるので、それを見ながら独学で練習始めて 6 か月くらいだそうだ。乗れずに挫折してしまう人もいるけど、上半身も使って進むので結構いい運動になるよ、とのこと。

インラインスケートで通勤していた身としては、買わずにいられない。帰ってさっそく探してみたら、Amazon で売ってたので注文。明日には発送してくれるらしい。楽しみ。

投稿者 koji | 2009年6月28日

私の夫はマサイ戦士――永松真紀

最近読んだどれかの本で引用されていて、読んだら面白かった。けして達筆ではないのだけれど、マサイ族の家族の一人で日本文化を知っている人が率直なところを書いている、というだけでも一読の価値がある。

超資本主義、歴史概念のないアメリカ経済と、資本主義と民主主義の限界が叫ばれる昨今だけれど、それよりもよいイデオロギーがあるわけではない。それらと「ほどほどに」付き合っていくしかないのでは、という現代で、まだその渦中に巻き込まれていない人たちがいる。貨幣経済でない世界にいれば、自然と「ほどほど」になる。腐らずに無限に溜めこめるのは貨幣だけだからだ。「人生に迷いはないですか」と聞かれ、「人生に迷いはない。もし分からないことがあれば、長老に相談すればいい。」と答える。西洋女性と結婚した別のマサイ戦士は、西洋的な性の概念を彼女に教えらえると、異常なほどに嫉妬深くなって破綻してしまったという。我々が失ったたくさんのよいものを彼らが持っている。

「ゲーム理論」という理論がある。皆が少しずつ抑制すれば全体最適になることは分かっていても、誰か一人が抜け駆けすればその人が得する状況。西洋分明って、「抜け駆けしてもいいことにしようよ」と叫んでいるだけなのかもしれない。それと「自由」は違う気がするのだけれど、大きな集団の中で、その二つをきれいに分けることは難しい。

でもそんな彼らも税金を払うために貨幣が必要で、先進国の仲間入りをしたい政府の都合で法律で狩りを禁じられ、国から高速道路を作ろうと言われて経済が発展すると喜んでいる。持つ者が持たざる者に「持つな」とは言えない。そんな渦中に身を投じて、彼女がどういう役割を追っていくのか、ぜひまた続きを出してほしい。

池谷裕二氏の「進化しすぎた脳」「単純な脳、複雑な「私」」と、この「私の夫はマサイ戦士」が今年読んだベスト 3。

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